2009年3月30日月曜日

ホントに木なんだ

僕は手汗かきで、
触れるものをべとべとにしてしう。
ギターなどの弦は、
あっという間に錆びる。
本当にものの1時間も触れば
変色するんだからね。

僕のMacBookは黒いやつだけど、
このつや消し塗装が、
僕の手かせや手油を
いい感じに吸い取って、
指紋でまだら模様になる。
う〜む
と、何とかならんもんかな〜
って思っていたところ、
ある雑誌でいい感じの
保護シートを発見。
カスタムデコレーションは
あまり好きでないのだが、
これはいいと思った。

iamhumanというブランドの
ラップトップカバーなんだけど、
木目のシンプルなデザインで、
ウチの家具にもなじみそう。
MacBookのAppleマークに
合わせて穴もあいているんで、
一瞬そんなバージョンのMac?
って思うぐらいのフィット感。

色々とネットで探したけど、どうやら
日本では売ってないようなので、
はじめて海外から買いました。
だいたい3週間ぐらいで
無事に届きました。
(ただ、そこのシステムが
ちょっとおかしくて、
メールで確認のやり取りがありました。
ウェブの翻訳ツールを使って、
片言のやり取りでしたが全然OK)

んで、届いてびっくり。
本当に木素材だった。
イミテーションとばかり思っていたが、
薄い木い3Mの両面テープが付いている。
ちゃんとした作り。
(キレイにはがれるらしい)
思った以上によく出来ているので
いい買い物でした。

もうこれで、べとべと系の
まだら模様とはおさらば。
手垢も目立ちません。
傷防止というより、手垢防止。
これはお勧め。


英語がよくわからない人はこちら



<こんな感じのパッケージ。これはクルミです。
他もテキスタイルとか、限定エディションもあるみたい。>



<アマダナ?って感じに仕上がります。
ロゴが焼き印されているのがグッと来ます>



2009年3月10日火曜日

EverSaveで安心

PCを使った仕事で、
特に恐ろしい出来事が、
突然のクラッシュ。
「予期せぬ理由でソフトが終了しました」
って!おい!!
つい没頭するあまり、
セーブすることを忘れ、予期せず終了…
PCは便利な分、こういうことも多々。
バーチャルなだけあって、
そこには跡形も残らず。

アドビイラストレーターの操作中は
“コマンド+S”を忘れるべからずって
まず先輩に教わるもんだけど、
なんで自動でセーブしてくれないのかなぁ
って、思っていた。
そしたら、やっと発見しました。
みなさん既にご存知かもしれませんが、
紹介します。

EverSave(Mac)というフリーソフトです。

設定したソフトのドキュメントを
自動でセーブしてくれます。
設定も色々あり、重宝しそうです。

日本語のマニュアルがないようで、
ウェブ上にみあたりません。
英語がよくわからんのですが、
以下の様に設定したら、
イラストレーターを自動でセーブしてくれています。
安心安心。
かなり重宝しています。

是非お試しあれ。


EverSaveダウンロードページ





ここに指定したいアプリをドロップします。



15分おきにセーブしてもらってます。



2009年3月9日月曜日

兄妹ブログが出来ました

よくよく考えてみると、
PCからウェブ閲覧している人より
ケイタイから見ているふとの方が
多いのでは…
このブログはそうでもないだろうけど、
今やブラウザはケイタイ中心なのだろうね。

ということで、ケイタイからも
アップ出来て閲覧出来る
『こちんだ日和』を作ってみたよ。
こちらのロング文の意味深系内容に対し
クイックアップの衝動系内容で
やっていく予定。
主にエリさんがライブ感たっぷり&
ショコタンばりにアップするはず…よ。
乞うご期待!

今にPCもモバイルも垣根がなくなるはずね。
早いとこ、どこに居ても
無料でネットにつながる、そんな
住み良い社会にならないもんかね。
おそらく爆発的に景気も刺激されるはずよ。
あらゆる新しいサービスが生まれると思う。

電気屋でiPhoneをいじってて
「こちんだ」検索したら、このブログも
キレイに見れた。
iPhoneに乗り換えたいけど、
まだまだ買い時じゃないね。
Mac系の製品は買い時を間違えると
エラい目にあう。
ま、Macに限らず電化製品全般か、
日進月歩だからね。
ジョブズは大病のふりして
隠れているだけで、
今年の夏あたりになんかやってくれそうな…
次に出るiPhoneの完成度を期待しつつ、
ジョブズの健康と世界経済の健康も祈る。

って、何より自分の健康を祈って
早いとこ寝よう…zzzz

2009年3月8日日曜日

空間を作るということ

仕事が忙しくなると
とたんに余裕がなくなる。
ブログもままならず、
引きこもりがちで、かつ逃避的。
いかんいかん…
その峠を越え、少し落ち着いたので、
いつもの様に、ついつい長くなる
ブログを書く。

2月に山梨の出張レポートの続き…

東京のギフトショーの後は、山梨へ
親父の友人で空間デザイナーの
内装の視察が目的でした。
漆喰を用いた曲線的なデザイン…とは聞いていたが、
とにかく実際に彼に会って、仕事を見てこいと、
現在進めている仕事の兼ね合いで、
訪ねことになったわけです。

やはり、直に人に会い、その仕事に触れると、
ビンビンにエネルギーが伝わって来て、
ムクムクとイメージが沸いてくる。
高良さんはダンディーなウチナーンチュで、
豪快な仕事ぶりの逸話とは裏腹に、
きめ細かい感性が宿る、そんな
素敵な空間を生み出している。

高良さん曰く…
「建築・内装というより、空間を作っている。
そこに住まう人が映える空間でありたい、
やっぱり人が主人公だよ。」
なるほど、衣服だって器だってそうだ、
我々が使ってはじめて、価値をなす。
それらの“殻”は相対的に
“中身”を作り出す。
その“中身”そのものは、人だったり
装いだったり、時間だったりと
直接、手でこねて作れる物ではない、
だから“殻”の部分を作ることで、
“中身”へ影響するきっかけが出来るわけだ。
これってモノづくりの本質かもしれない。
そんな発見もいただきました。

その何かを通して本質に触れようとする感覚って
とても魅かれるんだな〜。
例えば、ヤキモノ。
轆轤を回す。動いているのは轆轤で、
手は止まっている。
出来た器の線というのは、実は
土の動きがちょうどバランス良く止まった
“相殺の軌跡”なんだ。
ネガな感じで面白いよね。
親父ボクネンの版画もそうだな。
彫ったところは見えない。
彫らなかったところが線で、
僕らはその残された跡を見ている。
実は刀で“描いたところは見えない”
そして更に“反転”するから、
正にネガ系。

何かを通すってことは、言い換えれば、
陰と陽の相関関係を行ったり来たりすることで、
そこに無意識の創造性が生まれるってことかな。
陰と陽との間に“something great:偉大なる何者か”
でも潜んでいるんでしょうかね。

なんだか、そんな風に勝手に
ネガ系というくくりで親近感をおぼえつつ、
漆喰の円やかさに包まれ、
様々な妄想にも包まれる…つまり
イメージが沸く。
それに、ウチナー漆喰について
色々と教えてもらい、発見もたくさんあった。
高良さんによれば…
〈 漆喰 〉は調湿・空調効果(約4%~5%)に優れていて、有害物質を吸着し分解します。(PH14という強アルカリ性)によって殺菌力にも優れています。そのため室内の空気の浄化をします。現在世界で問題になっている鳥インフルエンザウイルスに対する予防として大学の研究所において実験が行われ、〈 漆喰 〉の壁にウイルスの浮遊する液を落とし、室温での感染力を測定、その結果、感染性ウイルスの量が30分後には1/250以下に低下したという報告があります。
これは驚きの天然高機能素材ですね。
実際古代エジプト時代から使われ
多くの史実が実証しています。
我々も現代生活の中に上手く取り入れたいものです。
因に…
珪藻土なども同じ天然素材として人気ですが、有害物質を吸着はするものの、分解はされず、逆にまた土の粒子とともに空気中に舞う形になってしまうそうです。

特にウチナー漆喰はノリなどが混ざっていないので
(藁の発酵によって粘りや可塑性を出している)
その有害物質の分解効果も高いそうです。
そして紫外線にさらされることで、
クリーム色の漆喰が白くなるんだって。
日にさらされより純白になるとは。
面白いね〜。



創作ウチナー料理も美味しかった!
とても人気な様で週末の夜はにぎわっていました。
なんとスタッフによるウチナーミュージックの
ライブもあります!


とても落ち着く店内です。
冬の日差しもより暖かく感じさせるような、
漆喰の美味しそうな色。
アイアンのシャンデリアも高良さん達の手作り
息子さんと一緒に取り組んでいる。
親子で仕事出来るっていいよね。





カフェティーダのテラスにて。
高良さんとコアのスタッフ。
手前のカラフルな人は、
冬のグレートーンの東京で目立っていました。



気迫迫る造形。
施工を断られたら、しめしめと
自ら作ってしまったという
初の大規模空間作品。
トラバーチンのテラスは
レフ効果があって不思議な光に包まれる。
風水の話もとっても勉強になったな。
山と海との競演とも呼べる
不思議なエキゾティシズムでした。
でも、やっぱり沖縄の光の中で見て見たいな
この美しい珊瑚材の造形を…









ここは以前アトリエティーダの
ショールームだったところ。
漆喰の部屋の暖かい感覚というのは、
単に色や表面の素材感や、
または先入観から来るものではない。
角が無い部屋では、音がよぶんに
反射しないんだよな。
(漆喰表面の凹凸の調整にもよる)
いい感じにミュートがかかる
ってことに気付いた。
高良さんに尋ねたところ、
やはりそうで、プロの音楽家にも評判らしく、
漆喰ルームの音響性はお墨付き。
小さい部屋こそ効果がありそう。
この事が無意識に作用して、
暖かみを感じさせていると思う。
毛布って音をミュートするでしょ、
それと同じクオリア





さて、我々はどんな仕事を進めているのか
気になるところですね〜。
時期が来ればきちんと紹介したいと思います。

それにしても、
漆喰1つとっても語り尽くせないほどの
魅力があります。

先人の知恵、これこそデザインですね。